Windowsの主な設定は、コントロールパネルや「設定」アプリから行います。しかし、その中には含まれていない、さらに高度な設定を行う手段が存在します。
本記事では、高度な設定に便利な管理コンソールについて、主なものを紹介します。
Windowsの管理コンソールとは
Microsoft管理コンソールは、Windowsの設定や管理、監視を行うためのツールです。.msc という拡張子を持ったスナップインというファイルに記述された項目を、GUIから操作することができます。これらのファイルには、コントロールパネルや「設定」アプリには含まれていないような、高度な設定項目も用意されており、システムの細部まで調整したり、管理をすることが可能です。
Windows標準添付のスナップインは C:\Windows\System32
以下に収められています。パスが通っているため、「ファイル名を指定して実行」ダイアログから実行することが可能です。
一部のスナップインは、WindowsのProエディション以上にしか搭載されていません。
主な管理コンソールの一覧
以下に、主な管理コンソールのスナップインのファイル名と名前、機能を紹介します。
- devmgmt.msc : デバイスマネージャー
- Windowsに接続・認識されているデバイスの管理をします。
- diskmgmt.msc : ディスクの管理
- Windowsに接続・認識されているディスクや、その中のパーティション・ボリュームの管理をします。
- eventvwr.msc : イベント ビューアー
- Windowsに記録されたイベントを閲覧します。
- fsmgmt.msc : 共有フォルダー
- フォルダーの共有機能を管理します。
- [Proのみ] gpedit.msc : ローカル グループ ポリシー エディター
- Windowsの高度な設定を行います。
- [Proのみ] secpol.msc : ローカル セキュリティ ポリシー
- ローカル グループ ポリシー エディターと並んで、Windowsの高度な設定を行います。
- services.msc : サービス
- バックグラウンドで常時、あるいは必要時に動作する、サービスの管理をします。
- taskschd.msc : タスク スケジューラ
- 何らかのトリガーに応じて動作する、タスクの管理をします。
- wf.msc : セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール
- Windows標準搭載のファイアウォール機能を設定します。
- compmgmt.msc : コンピューターの管理
- よく使う管理コンソールがまとめられています。