MacBookシリーズ 13inch 256GB の比較

記事執筆時点でMacBookには3つのシリーズがあります。MacBook Air, MacBook, MacBook Pro です。
本記事では、これらのうち、13インチディスプレイ、本体ストレージ256GB、メインメモリ8GBの構成に絞って、比較をしてみようと思います。

なお、情報は2017年7月1日時点です。

比較対象モデル

本記事で比較対象となるモデルは次のとおりです。

• MacBook Air (Early 2015)
• MacBook (Mid 2017)
• MacBook Pro (Mid 2017)

比較ポイント

発売開始時期

MacBook Airのみが2015年発売であることが目に止まります。2017年にCPUの更新が行われましたが、中身は若干の見劣りがします。MacBookおよびMacBook Proは2017年にアップデートが行われており、最新の技術に追従しています。

拡張性

MacBookおよびMacBook ProはインターフェースとしてUSB Type-C （Thunderbolt3も兼用）ポートのみを搭載しています。MacBookに至ってはそれを1ポートしか積んでいません。（MacBook Pro 13インチは2ポート。） Type-Cでアレコレの用途に使えるのはたしかなのですが、まだ普及の途上にあるため、今を考えると、アクセサリーの購入や入手性に難儀するかもしれません。また、充電もUSB Type-Cポートで行うため、充電中にはポートが1つ減ることも考慮が必要です。

MacBook Airは、発売開始時期が古いことが幸いしてか、USBはフルサイズのType-Aが2ポート、充電専用のMagSafe2が用意されています。また、SDカードスロット、Thunderbolt2ポートも1つもあります。今現在の基準からすれば、こちらのほうが拡張性があるとも考えられるでしょう。

CPU

搭載するCPUの世代は、MacBook Airが第5世代、MacBookおよびMacBook Proは第7世代です。
しかしMacBookのCPUは、発熱やバッテリー消費を抑えることを主眼としたCore-mプロセッサーであり、ノートパソコン向けCore-i5を搭載するMacBook Airにはやや劣る場面があります。
MacBook Proは第7世代のノートパソコン向けCore-i5であり、この3機種の中では最も高い性能となります。

トラックパッド

MacBook Airは、従来からの押し込み式のトラックパッドです。
MacBookおよびMacBook Proは、新しい感圧式のトラックパッドを搭載しています。これは、実際には押し込まれるわけではないものの、そのように感じるフィードバックが得られるようになっているもので、タッチする強さによって動作が使い分けられるようになっています。

総評

この3モデルは完全な上位互換モデルが3つというわけではなく、それぞれに特徴があり、要素の取捨選択を迫られるという点でなかなか1つに決めにくいです。
拡張性や価格を重視するのであればMacBook Air、最新の中身をコンパクトに持ち運ぶのであればMacBook、最高の性能を得るために出費ができるのであればMacBook Proということになるでしょうか。

3モデルの比較表