このブログには、https://tech-up-now.com/ という URL でアクセスできます。
このうち、 tech-up-now.com という部分がドメインにあたります。
本記事では、Webサイトを運営するにあたって気になるドメインについて解説します。
コンテンツ
ドメインとは
ドメインは、インターネット上の住所や表札に例えることができます。さまざまなサービスを提供するサーバーへアクセスする際に、そのサーバーの所在地をわかりやすく示すために使われるのです。
サーバーの所在地を示すものにはIPアドレスというものがありますが、これは4つ区切りの数字で構成されているもので、人間にはわかりやすくありません。(たとえば 203.0.113.1 や 192.0.2.101 など。)
このIPアドレスの代わりに、人間にもっとわかりやすい文字列でインターネット上の住所を表すのが、ドメインなのです。
何ができるのか
ドメインを取得すると、インターネット上にわかりやすい住所を確保することができます。ドメインは基本的に先着順で取得されるため、早いほど好きな文字列を選ぶことができます。
しかし、ドメイン単体ではなにもできません。これは、あくまでも住所を確保するのみであるためです。実際にサービスを提供するには、ドメインとサーバーと結びつけなくてはなりません。
どのように用いられるか
Webサイトを運営するのであれば、ドメインはURLの先頭部分にあらわれます。たとえば本ブログであれば、 https://tech-up-now.com/about-domain-name
の tech-up-now.com の部分です。
メールを送受信するのであれば、ドメインは @ の後ろにあらわれます。たとえば、 taro.tanaka@example.com
の example.com の部分です。
取得するには
ドメインを取得するには、ドメインを取り扱っているレジストラーという業者を利用します。
最初に、希望するドメインがまだ取得されていないことを確認します。これは、ドメインが先着順であるために、先に取得されている場合もあるからです。希望するドメインが取得可能であれば、業者と契約を結んで、ドメインを取得します。ドメインは年単位で契約することになります。
利用するには
Webサービスを提供するにはドメインだけでは足りません。サービスを提供するサーバーを用意する必要があります。
これは、レンタルサーバーを提供する業者と契約を結んで利用するか、自分でサーバーを用意するなどの方法があります。サーバーを借りるのであれば、月や年の単位で借りることができるでしょう。
ドメインを取得する際に利用したレジストラー業者がレンタルサーバーも提供している場合は、それを利用すると設定の簡略化や請求書の一本化などで便利な場合があります。
どんなドメインがあるか
ドメインはなんでも好きなものを取得できるわけではなく、ドメインの後ろ側の部分については特定の条件が設けられているものがあります。主要なものを見てみましょう。
誰でも取得できるドメイン
取得するにあたって条件がなく、誰でも取得することができるドメインがあります。
たとえば、有名な .com や .net です。慣例として .com は商用、 .net はネットワーク事業者という利用用途はありますが、実際に審査が行われるわけではなく、その他の用途にも利用可能です。
住所によっては取得できるドメイン
指定の地域のために用意されたドメインで、その地域に所在していれば取得できるドメインがあります。
たとえば .jp は、日本のために用意されたドメインで、日本国内に住所を持っていれば取得できます。同じように、 .us はアメリカ合衆国のために用意されたドメインで、アメリカ合衆国国内に住所があれば取得できます。
その他の特定の条件で取得できるドメイン
取得するにあたって特定の条件があり、それを満たす場合にのみ取得できるドメインがあります。
たとえば .co.jp は、日本国内で登記されている企業のためのドメインで、さらに一組織につき 1 ドメインしか取得できません。