ThinkPad T480にメモリーとストレージを増設しました。

今般購入したThinkPad T480に、さっそく、メインメモリーとストレージを増設しました。

増設パーツ詳細

メインメモリー: DDR4-2400 SO.DIMM 8GB x1 (SAMSUNG M471A1K43BB1-CRC)
ストレージ: M.2 2242 NVMe SSD 240GB (OCZ RC100)

前者は、バルクメモリーとして売っていたものを購入したところ、元々刺さっていたものと近い型番のものがたまたま手に入りました。(製造年の違いだけっぽい。)

後者は、M.2 2242 NVMe SSDで一般販売されている商品、という時点でこのシリーズにまで絞られてしまうため、はるばるAmazon.comより購入しました。本当は480GBモデルを検討していたのですが、あいにく取り扱っていなかったので、とりあえず240GBです。

ThinkPadの分解

このモデルではHDDやメモリーモジュール個別に蓋が用意されているわけではないので、裏蓋全体を外すことになります。

ThinkPad伝統のハードウェア保守マニュアルのおかげで、分解に困ることはありません。YouTubeなどではスクレイパーなどを利用した分解をしているケースが多いですが、マニュアルに従って行えば、工具なしで無傷に裏蓋が外せます。マニュアルをよく読んで挑みましょう。内蔵バッテリーの無効化をお忘れなく。

メモリーの増設

メモリーモジュールの増設を見越して、8GBモジュール1枚の構成としていたため、1スロット空いています。ここに挿すだけでした。

M.2 2242 SSDの増設

このモデルのM.2 2242スロットは、WWLAN(LTE通信モジュール)・16GB Optaneメモリ・128GB SSD・何もなし、のいずれかが選択できました。増設前提だったので空けてあります。

このスロットの注意点としては、SATAプロトコルに対応していないということです。このせいで、利用できるSSDがものすごく絞られてしまいます。というか私は今回利用したOCZ RC100シリーズしか発見できませんでした。

組み込み自体に難しい点はなく、モジュール固定ねじを外し、差し込み、ねじで固定するだけです。

増設後の状況:メインメモリー

このご時世で相性問題があるというでもなく、普通に認識しました。デュアルチャネル動作です。特筆事項は何もないです。

増設後の状況:SSD

規格上は認識するとわかっていてもドキドキしていましたが、幸いにも無事に認識されました。

CrystalDiskInfoは次の通りです。後述のベンチマーク直後に取得したため、温度がやや高くなっています。M.2 2242スロットには冷却機構がないので、チップからの放熱に頼るしかないというのが少々心配です。

OCZ提供のSSD UTILITYは次の通りです。NVMExpress 1.2のHMB(Host Memory Buffer)という機能に対応しており、M.2モジュール上にはDRAMキャッシュがないものの、ホストの(つまりノートパソコンの)メモリーを拝借してキャッシュとして利用しています。

CrystalDiskMarkは次の通りです。そこそこの数字が出ているのではないかと思います。

なお注意点として、M.2 2242スロットとM.2 2280スロットのディスク番号が、UEFIとWindowsで異なるようです。

UEFI: 
  disk0 -> M.2 2280, disk1 -> M.2 2242
Windows:
  disk0 -> M.2 2242, disk1 -> M.2 2280

普段は支障ないですが、OSの再インストールなどローレベルをいじる際には気を付ける必要がありそうです。

結論

メインメモリーに関しては、容量が多いければ快適になるので、多いに越したことはありません。もっとも、増設作業が面倒であれば、普通に注文時点でカスタマイズしておいても良いような気がします。
そんなにメモリーを食うような使い方はあまりしていないのですが、とりあえず開発環境用仮想マシンへのメモリー割り当てを増やしてみました。

SSDに関しては、こちらも容量が多ければ快適なのは間違いないのですが、注文時には128GBまでしかSSDが積めないため、それ以上の容量を狙うには自前で増設してあげる必要があります。スピードも倉庫用途にはそこそこ出るので、大容量モデルの登場を期待しています。
なお増設したのは良いものの、実は倉庫に貯めておくデータが特にないので、現状はすっからかんです。 後日、Steamのセールでゲームを買ったり、仮想マシンのディスクイメージを入れるようにしたら、半分くらい埋まるようになりました。

こういう増設作業も自分でできるという点で、ThinkPadシリーズの素晴らしさを再認識した次第でした。

スポンサーリンク

フォローする